第41回 静岡ホビーショー
第42回 静岡ホビーショー製品関連速報



おフネ関連の2003年度上半期の新製品見参!
- update 2003.05.19 -


---沈黙の戦艦始動!まずはWL新製品から


まず注目はタミヤの1/700アメリカ海軍戦艦ミズーリ(7月上旬予定、予価\2,600)。 今回の展示はまだテストショットでこれからまだ細かい彫刻が追加されるとの ことだったが、仮組されたモデルを斜め前から見るとまさにアイオワ級! といった見事なプロポーション。木甲板の表現も凹モールドになり、 甲板の合わせ目処理が楽になった。バリエーション展開も考慮された部品分割 となっており、売れ行き次第では近代化改装後の状態も発売されるかも。 もう一つタミヤから1/700アメリカ海軍駆逐艦クッシング(7月中旬予定、予価\700) は会場で袋詰めキットが先行販売されていた。

次に、ハセガワの1/700海上自衛隊「こんごう」(7月上旬予定、予価\1,800)、 「きりしま」(7月中旬予定、予価\1,800)が予定されているが当日はまだ テストショットが間に合わず他社キットを加工したものが展示されていたようだ。 しかし、開発は順調に進んでおり、船体は左右分割式で複雑な側面の彫刻を再現するために 部品分割に苦心したとのことだった。秋には「ちょうかい」、「みょうこう」もリリース予定。

他にスーパーデティール版の1/700日本海軍戦艦「伊勢」 (5月28日発送予定、予価\4,200)、日本海軍戦艦「日向」(6月24日発送予定、予価\4,200) は以前発売されていた同艦用エッチングパーツとは異なる新規エッチングパーツが同梱される。 「日向」用のミッドウェー海戦時の5番主砲塔用の「蓋」パーツが入るのと手すりが付く あたりが目新しい。

エッチングといえば同社から汎用の1/700エッチングパーツ (「呉式二号五型射出機」、「航空機運搬台車&滑走車」、「ラジアルボートダビットA」、 「二号一型電波探信儀」、「絡車セット」各\700、6月中旬発送予定)は既存の 他社同様製品よりも流通面で入手しやすくなることが期待される。 2ヶ月に1アイテムの頻度でラインナップを増やしていくつもりらしい。

アオシマは「飛龍」が発売されたばかりなせいか、特に展示なし。 というか自社ブースに何もWLの展示がなかったのはちょっと寂しすぎるのでは・・・?

---「雲龍」もいよいよ・・・


ピットロード期待の1/700日本海軍航空母艦「雲龍」(6月下旬予定、予価\3,500)、 日本海軍航空母艦「葛城」(7月下旬予定、予価\3,500) は「葛城」のほうのテストショットが展示されていた。 金型が国外開発ということもあって、従来のピットロードスタンダードとは 一味違った感じになるかも。でもまだ開発中とのことなのでこれから どのようなデティールが追加されるか期待がもてる。 両艦の違いも的確に再現されるとのこと。

1/700日本海軍駆逐艦「睦月」(7月中旬予定、予価\1,500)、 日本海軍駆逐艦「水無月」(7月下旬予定、予価\1,500)はまだテストショット等の 展示はなかったのでまたちょっと遅れるのかな?

ハイモールドシリーズ(レジンキット)の1/700日本海軍航空母艦「龍驤」 (7月下旬予定、予価\13,800)、 は改装後の状態が先に発売されるが、改装前の船体も開発中 (写真上段船体が改装後、下段が改装前))なのでこちらの発売も 予定されている。その他の新製品については ピットロードのホームページを見て下さい。

---「宗谷」を救え?・・・


今回からフォーサイトがブース展示を行っており、 シールズモデルの新製品日本海軍装甲巡洋艦「八雲」 (6月下旬予定、予価\8,500、レジンキット)の原型(写真)が展示されていた。 同社の砕氷艦「ふじ」を担当された方が原型を作られたそうで、 展示を見た限りでは「ふじ」同様素晴らしい出来!また同社インジェクションキット 第3弾となる南極観測船「宗谷」(6月下旬予定、予価\2,000)はテストショットは まだなかったものの金型製造が進んでいる様子を写真で紹介していた。 第3次南極観測以降の状態を再現しているが搭載機もベル47、シコルスキーS58、 セスナ機、ビーバー機の4種類がインジェクションのパーツとして付くとのこと。 初版には1/35のタロ・ジロ(写真)が付くそうなのでこちらも楽しみだ。 (これの原型も展示されていたが出来がいいのか悪いのか私には動物のほうは わかりません・・・)

ちなみに同社ブースでは「宗谷保存整備への寄付」のパンフを配布していた。 なんでも現在「船の科学館」に保存されている「宗谷」は調査の結果大規模な補修が 必要な状況になっているそうで、現在募金を呼びかけているとのこと。このページを 見ている方の大部分は同船の歴史的意義はご存知かと思いますので、 もし興味のある方は 船の科学館のホームページをご参照いただきたい。


---「ビスマルク」売ります?・・・


1/700以外の話題ではタミヤがマスターワークコレクションという完成品販売 を始めるそうで、1/350ドイツ海軍戦艦「ビスマルク」が参考出品されていた。 塗装はもちろん、エッチングパーツなどによるデティールアップもされた状態での 完成品販売となるようで価格は明示されていなかったが箱付きで6万円台になるらしい。

1/350とえばハセガワ取り扱いのパンダモデルからアメリカ海軍イージス駆逐艦 「アーレイバーク」、「コール」(予価\2,800、発売時期未定)が展示(写真)されていた。 アメリカ海軍「エセックス」、「タイコンデロガ」(予価\8,900、7月予定)は実物の 展示はなく、トランペッターのものと別物なのかどうかはわからなかった。

フジミからは1/700アメリカ海軍航空母艦「レキシントン珊瑚海海戦」、 「サラトガ」(6月14日発送予定、予価\1,800)がスペシャルマーキングとしてスポット生産される。 迷彩塗装を大判のデカールで再現したものらしい。 他の新製品に比べると割安な感じがしてしまうのがシーウェイシリーズらしくていいかも。 キャラクター物ではあるが「轟天号inドック」(6月上旬予定、予価\3,600)は同社轟天号 に秘密ドックのジオラマベースを付加したもの。

ニチモは30cmシリーズの箱を全艦共通のものに変更するらしい。 ちょっと残念な気がするのは私だけではないでしょう。

初参加のアンドレアは ヒストリカルフィギュアのメーカーだが1/32Uボート(タイプVIIc)を展示。 キットだと\214,500。完成品だと\1,170,000でやっぱなんか別の世界の話みたい・・・。

また解散した今井科学から木製キット部門を引き継いだウッディジョーが初参加。 新製品1/75大阪府練習船「あこがれ」(予価\35,000)を発表(写真)。イマイ亡き後、 国内で唯一の木製帆船キットメーカーとも言える同社にはなんとかがんばってほしいもの。

と、駆け足ですがこんなところでとりあえず報告終り。




「大艦巨砲主義者の部屋」 トップページに戻る

Return to HomePage.


Made:2003.05.19 / Updated:2003.05.19
第41回 静岡ホビーショー製品関連速報(大艦巨砲主義者の部屋) 質問・問い合わせは、
E-Mail:kurimata@opal.famille.ne.jp