帰ー03.TLOっておもろそうやで。(12,04,02)

 

最近、TLOに興味を持ってる。 っちゅうてもCASTIというTLOに、と言う方が正確。 
他のTLOはよう知らんから。(CASTIもそんなに知っているわけやないんやけど。)

きっかけは、「大事なことはみんなリクルートから教わった」って言う本。

その本の中でCASTIの社長さんの山本貴史さんが紹介されていた。

CASTIとは株式会社先端科学技術インキュベーションセンター(Center for Advanced
Science and Technology Incubation, Ltd.)のことで、東大のTLO。
ほいで、TLOっていうのはTechnology License Organizationの略。
大学などの技術を産業界に移転するための技術移転機関。

どんなことをやってるのかっていうとーーー、
ものすごく単純に言えば、東大の先生や院生(学部生も入るのかなあ?)の発明で
特許を取って、その特許の使用権を企業に売る、ということ。
何のために?
ほんまはごっついことやのに、放っておいたら埋もれてしまいそうな発明に陽の光を
当てて世のため人のために役立てられるように大学と産業界を結びつけようということ。

で、俺にとって何がおもろそうかっていうと、新しい技術をその技術を必要としている
企業もしくは必要としそうな企業とをマッチングさせるという点。

文系人間ではあるが、元々新技術なんかには興味があった。 

「人類の進歩と調和」の大阪万博やアポロ計画が原点.
科学技術ちゅうんは世の中をええ方向に変えていくもんや(変えていくべきもんや)っていう
信念・信仰に近いものがある。

新しい技術がでてきて世の中が変わっていく、 わくわくせえへん?

おまけに、自分がそれに関係できんねんで。

世間の人がまだ知らんうちにそうしたあたらしいことに関係できて、それを事業に
結び付けられそうな企業を見つけてきて、企業の意見も聞いて研究者にフィードバック
していく。
こんなおもろいことはあれへん。

で、自分が結びつけたもんが世に出てみんなに使われたり世の中を変えていく、(かも知れない)
もうそうなったら思わず、「ぶふふ」の世界。

おまけに、大学ってわけわからんことやってる人が多そうでおもろいやろうし。

高校生の頃に宿題で読まされた一冊の本がきっかけで商社に入ったように、
一冊の本でまた何かが変わるかもしれへん。

参考図書:

『大事なことはみんなリクルートから教わった』(柳谷 杞一郎 、 藤田 久美子 、雷鳥社)
『TLOとライセンスアソシエイト』(渡辺俊也、住藏康一、 ビ−ケーシー)