たまには振り返ってみるのもええこと。
年が変わるという節目があるのはええ事。2000年とか2001年とかの区切りがなく
単なる日々の積み重ねだけやったらつらいやろうなあ。 無期懲役の囚人みたい。
彼らに曜日も時間も教えなかったらきっと気い狂うてしまうやろうなあ。
さて、今年は何をしたっけか。
1月:新年はパリのコンコルド広場で迎えた。 エッフェル塔の花火も見た。
エチオピア地方旅行(現地旅行ガイド?の約束を守らない態度に怒りまくる。
娘には、約束を守らないとどんなことになるのか見せたつもりだが、すでに
忘却のかなたにあるらしい。)
2月:4キロのクロスカントリーに出場。お遊びのつもりで協力隊員といっしょに
出てみたら、12キロのクラスにはナショナルチームも出てくるほどの大会。
ぶっちぎりで、最下位だった。 スタート30秒で後悔したが、遅かった。
3月:とうとうエチオピアから帰国。
4月:正体不明の関連会社に出向。(まだ出来たばかりだから、って思っているうちに
はや12月。)
帰国して感じたのは、「日本人はなんて時間とエネルギーを無駄にしてるんやろう」と
いうこと。 通勤に1時間以上もかけるという現実にあって初日に思った。 あの頃は
電車の中吊り広告の大きな文字、赤や青やの文字が目に飛び込んでくるようだった。
それも、1週間で貴重な暇つぶし・情報源となった。
出向先は3月に出来たばかりの会社。
大企業のすばらしさ、ベンチャーがちょっと軌道に乗った頃ってこういうのでつまず
くのかもね、会社設立の際に重要な幾つかのこと、に気付かせてもらってなかなかええ
経験をしていると思う。 そう、反面教師って奴。
それから、エチオピアにいた頃に思ったことが実は大きな間違いであったことにも
気付いた。 エチオピア人よりも日本人の方がまともに仕事をするとばっかり思って
いた。
大きな間違い。
物事をお願いしてもその通りに約束を守ってくれない業者さん(NTT系のかなり有名な会社)。
お願いしたことが遅れてもこちらから確認するまでは何にも言わない人たち。 こちらの
確認で遅れがわかっても、すいませんの一言もない人たち.
実は、日本でもけっこうお気楽に仕事が進む会社もあってお気楽に生活が出来るんだ、
って思った。
日本の将来に不安を持った。
日本の将来はともかくとして、自分の将来にはとっくに不安を持っていたので、グロービス
に通い始めた。 駐在前はちっちゃい会社やったのに、いつのまにやらおっきくなって
マスコミでもよく取り上げられていた。 帰国を機に、他の会社の人たちがどんなことを
考えているのかも知りたくて通ってみた。
多くの人が、彼らも忙しいだろうに、よく勉強してくるのには驚いた。
そして、大半の人が「上昇志向」を持っていて、ちょっと違和感を感じた。
まだまだ日本も捨てたもんやない、と思うと同時に、
さらに自分の会社が不安になった。
ここに来ている社員がいるからええってもんやないけど、同業他社の人間には会っても
同じ会社の人には会わなかった。(まあ、これは社内研修が充実している、からかも
しれない。)
さて、来年 なにをしようか。
期限付きの出向なのであと1年ちょっと。
そのあとのこともちっとは考えんとあかん。
3年後あたりの駐在を夢見て地道に、これまで通りに吼えながら、のほほんと生きてやろう。
(ヨーロッパ駐在がええなあ。 アフリカも好きやけど。)
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