母と子のアジス奮戦記


8、シェラトンがオープン!<06,03,98>

来月には、アジスに来て1年たったことになってしまうのですが、

こう単調な生活が続くと、だんだん書くことがなくなってきてし

まい、ついつい更新が遅れるハルママなのでした。(言い訳)

そんな単調なアジス生活で、やっとやっと新しいできごとが起こ

ってくれました。ついに、シェラトンがオープンしたのです!

予告通り、2月28日にオープンセレモニーを兼ねたディナーパーティー

があり、その夜は9時半頃に、花火すらあがりました。

娘も小さいので、このパーティーには行かなかったのですが、突然夜の

9時半に、どんどーん!!とすごい爆音が・・。夫婦そろって、

「撃ち合いか?!」と、外へ出てみたところ、門番が来て、シェ

ラトンの花火だ、とのこと。まったく、エチオピアに花火がある

だなんて、想像もしませんでした・・・。

3月1日。日本から出張者の方がいらして、早速シェラトンにチェッ

クイン。おそらく、日本人第1号でしょう。

彼にあやかり、私と娘も、お食事を楽しみに行ってきました。

さすがアジスだ、と思ったのは、すっかり完成しきっていないこと。

まだできていない付帯施設などもあり、駐車場は遠くから見ると、

東京ディズニーランドの駐車場を思わせる豪華さだったのに、近くに来

てみると、工事関係の機械や車がかなり置いてあるという始末で

した。

一般道路からシェラトンへ入っていく道路は、もう、エチオピア人

の群衆であふれかえり、最初は、‘この人たち、何しているんだろ

う’と思いましたが、ホテルに近づくにつれ、ホテル見学者達だ、

ということがわかりました。日本人が、ベイブリッジを見るために

たむろっているようなものなのでしょう。

確かに、シェラトンを少し離れたところから見下ろす夜景は、絶品

です。

それにしても、恐らく一生入れないであろうホテルを見つめている

人々の中を、花道を通るように車で通り抜けて行くのは、何だか気

が引けるような感じでした。

ホテルを一歩入ると、アジスにいることを忘れさせるような明るい

ロビーにまず驚き、内部のつくりの豪華さにまた驚く、という感じ

で、キョロキョロしっぱなしでした。

夜だったので、あまり内部を見て回る時間がなかったのですが、ま

た、じっくり見て回りたいものです。

私たちは、イタリアンのレストランに入ったのですが、大変眺めも

よく、料理もデザートもおいしく、全く素晴らしいひとときを過ご

すことができました。

これまでは、ヒルトンホテルのみが、アジスでは唯一の設備の整っ

たホテルだったのに、今や、設備も古くなり、レストランもシェラ

トンには及ばないとなれば、これからどうなっていってしまうのか、

ひとごとながら少し心配になってしまいます。

何はともあれ、有閑マダム&超ミーハーのハルママとしては、また

行ける機会を密かにねらいつつ、あと5,6件はできるらしいレス

トランを全部制覇してみたいなぁ・・なんて、くだらない計画をね

っているのでした。

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