母と子のアジス奮戦記


7、遥語録<07,02,98>

今年は、もっと頻繁に更新しようと思っていたのに、またまた1カ月近くあいて

しまいました。

今回は、遥のおもしろ語録集。

・みよぉい

これは、何でしょう?? 正解は、緑。特に、よぉ、の部分は鼻にかけるように
発音します。2歳になる少し前から、だんだんと色を覚え始めたのですが、緑と
言うのは、どうやらとても難しいようです。
この、みよぉい〜は、年末年始に帰国した際に、双方の実家で大ウケ。
みんなで、緑色のものを指差しては、みよぉい〜と言わせて楽しんでいました。

・ごーり

これは、絶対にわからないでしょう。正解は、りんご。
果物は比較的早くに、少しずつ名前を覚え始めたのですが、いくら、りんご!!
と教えても、ごーり!!。
どうしてひっくり返ってしまうのか、とても不思議なのですが、いまだに、これ
だけは直りません。
毎日1回は、りんご!ごーり!の問答を繰り返し、いつの日かちゃんとりんご!
と言えるようになった日を、りんご記念日にしよう、と毎日楽しみに待っている
はるパパ&ママなのでした・・・。

・みんみ

これは、ずばりミルクのこと。日本にいたら、きっと牛乳を手軽に飲ませている
ところなのですが、こちらでは最初、牛乳を手に入れる方法がわからなかったの
で、代用品として、粉ミルクをたくさん持ってきました。
それがいまだに牛乳代わりとして、続いているのですが、いつの日かこれを、み
んみと呼ぶようになっていました。
ところが、アムハラ語(こちらの一般的な言語)では、みんみは女の幼児のこと
を意味するらしいのです。それで、メイドが時々、遥のことをみんみ〜と呼ぶの
ですが、そうすると大変! 大のミルク好きの遥は、すぐにミルクを思いだし、
みんみ、みんみぃぃぃぃぃ!!!と叫び、飲んだばっかりでも要求してきます。
ただでさえ、よく飲みよく食べる遥は、体格がいい方なので、なるべく控えさせ
たい私としては、みんみのことを思い出してほしくない・・・。
ということで、メイドにはみんみと呼びかけないように、注意し、メイドも、つ
いついみんみと呼んでしまうと、はっっっ!!と口に手をあててあわてふためく、
なんてことになってしまうのでした。

・アオ

日本語では、青。アムハラ語では、yes の意味がアオ。
色の中でも、青は比較的早くに覚えました。ところが、遥にアムハラ語で話しか
けたりしているメイドにとっては、青だとはわからないわけで、アムハラ語のア
オだと思い込んでいる様子。遥はアムハラ語がわかる、と大喜び。
その喜びを壊してしまうのもかわいそうかな、と思って、青のことを言っている
という真相は話していません。ま、いっか・・・。

・どれみふぁどーなつ

おなじみのNHK のテレビ番組ですが、この中の4つのキャラクター、みど・ふぁど・
れっしー・そらおがでてくると、大喜び。
ある晩、一緒にベッドで横になっているとき、遥が急に、“しじー! ばとー!”
と叫びました。何度も。一体、なんのこっちゃ??と思っていたら、ビデオを見
ているときに、ふぁどを指差して、ばとー!!、れっしーを指差して、しじー!。
なるほどー。ふぁどとれっしーのことだったのか・・・。
いまだに、その呼び名がかわいいので、ふぁど・れっしーという本当の呼び方を
教えていません。この2つがお気に入りだったようですが、最近ようやく、みど
とそらおも、呼ぶようになりました。みどはみのー、そらおはしょらおぉ、です
が・・・。

・10時

女の子だなぁ、と思うのは、ネックレスやブレスレッドなんかの飾りものが好き
なこと。もちろん、腕時計も好きで、おでかけするときには、おもちゃのピンク
の時計を探します。
とけい、という言葉も知っているのですが、それは大きな壁にかかっている時計
だけのようで、なぜか腕時計は、“じゅうじ”。
きっと、私か誰かが腕時計を見て、10時だ、と時間を言ったのに、それが名前
だと思い込んでしまったのではないかと思うのですが、その後、いくら腕時計と
いう言葉を教えても、誰に似たのかがんこな遥は、じゅうじ!!

一緒におでかけ、というときに、私が腕時計をしていると、遥も“じゅうじ、
じゅうじ”と、あわてて探しに行くのを見ると、笑ってしまいます。

だんだん言葉を覚えてくると、すごく楽しみだし、舌足らずな話し方がかわいい
のですが、5、6歳の女の子が母親をもいい負かすくらいの饒舌ぶりを発揮して
いるのを見ると、今のまま、止まってほしいような気がしてしまいます。



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