母と子のアジス奮戦記


6、一時帰国の感想<11,01,98>

あけましておめでとうございます。

今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

年末年始は、久々の帰国をして参りました。

エチオピアで暮らし始めて、まだ9カ月にしかならないのに、すっかり途上国人

と化してしまっている私たち親子は、コンビニに大感激し、一度入ると、なかな

か出られないのでした・・・。

それにしても、たった9カ月の間に、お菓子の新製品があれほど増えているとは、

本当に驚きです。ついつい、これも試そう、あれも試そう、と食べているうちに、

またまた太ってしまいました。

でも、なんといっても第1の感動と言えば、豊富なテレビ番組でしょう。

エチオピアでは、日本語のテレビ番組が全くない生活をしておりますので、見る

にしても、ビデオのみです。

そんな私たちにとって、1日中様々な新しい番組を見ていられるなんて、本当に

しあわせ〜という感じでした。

ただ一人、娘の遥だけは、いつでも好きなときに子供番組を見られるわけではな

い、ということが理解できず、「今は、やってないんだよ」と言っても、あきら

めきれないようでしたが・・・。

今回の旅行は、ロンドン経由で、ロンドンでも3泊しましたし、日本では、夫婦

の実家が大阪・東京と離れているので、移動だらけだったのですが、どこへ移っ

ても、その場所にすぐに慣れてしまう娘の適応力には驚かされました。

ロンドン・日本を合わせて、4つほどホテルを変わっているのですが、どこへい

っても、それなりに楽しんでいました。

ただ、ツインルームではたいてい、2つのベッドの間に電話がおいてあり、それ

をおもちゃにするのには、閉口しましたが・・・。(これで、2度ほどどこかへ

つながってしまい、無言電話となってしまいました)

今、ちょっとギョッとしていることは、日本では食欲がなく、あまり食べていな

かった遥が、エチオピアに戻ってきたとたん、旺盛な食欲を復活させたことです。

も、も、もしかして、エチオピアの食べ物の方が口に合っているのでは??

あと2年くらいこの国で暮らしているうちに、味覚がすっかりエチオピアになっ

てしまったら、どうしよう・・・。

もう1つ。成田を発ってロンドンで1泊して帰ってきたのですが、ロンドンにい

る頃には、遥だけすっかりエチオピア時間で生活していたことです。

もう、体内はすっかりエチオピア時間になじんでしまっているのでしょうか。

遥の父親いわく、「エチオピア駐在が終わる頃は、遥の人生で最も長い年数を過

ごしたところになるんだもんなぁ。第2の故郷だよなぁ・・・」

母、「・・・・・(無言)」


母と子の奮戦記 目次へ