交通事故発生時の対処要領

 

  1. 物損事故の場合

事故が発生した場合、警察に通報して警察官が来るまで場所を移動しないのがこの国の常識になっ
ている。これは、事後の補償問題などをスムースにするためである。しかし、道路の中央に停車す
ることにより二重事故の発生の危険性があるため次の措置を執ること。

 

  1. 人身事故の場合
  2.  A:病院への搬送

    負傷者を病院へ連れて行く旨を説明し、免許証の提示をして身元を明らかにし(このときも絶対
    免許証は相手に渡さない)、負傷者の救護を最優先して病院へ搬送する。

    当地の病院では、事故などの緊急事態の際には24時間体制で受け付ける。

     B:警察などへの連絡

    警察へ連絡するとともに職場、大使館へ連絡する。

    大使館 51−10−88

    警察 11−00−11

    救急車 51−51−29

     

  3. その他
  4. 以上の対処方法は例示であり、事故発生時には臨機応変の対応が必要である。いずれの場合も、
    日本と同様に負傷者の救護を第一に、さらに「現場保存」「警察への通報」「職場・大使館への連
    絡」が重要となる。

     

  5. 交通事故防止

 道路、車、マナーどれを取っても日本国内とは全く違うことを認識しておく必要がある。

 

古くてつるつるのタイヤ、きかないブレーキなど相手の車整備不良が予想される。自分の車の整備
を徹底するとともに相手の車に期待しない運転をこころがけること。

また、日本でのように7対3の責任というようなことはなく、必ずどちらか一方の責任になる。片
方が外国人の場合、外国人側の責任にされることが多いことをキモに命じておく。