第七回 日本食やができた!?(97年6月28日)


正確には日本食屋じゃないけれど、とりあえず日本食をいくつか出してくれるレストランができた。

その名を レインボーソウル。

以前カルツーム(スーダン)にいて、最近アスマラ(エリトリア)に引っ越したという韓国人

がエチオピア人と共に作ったレストラン。

看板にはCHINESE,JAPANESE,KOREAN,EUROPEANと書いてある。

これやったら、下町の大衆食堂やないかい。

それでもともかく日本食が出るらしいと言うことで、町(いや、日本人社会)は大騒ぎ。

JICAのとある職員などは開業前から偵察に行ってメニューをチェックする始末。

シェフはマニラにあるフルサトという日本食屋からの出稼ぎらしいと言うことが判り,味も

期待できるのでは?との話し。

ところが、メニューを見てびっくり。

牛丼がBirr90(約1600円),刺身や寿司はBirr120程度らしい。 他にすき焼きやうどん

もあるという話し。

ところがところが、これには落ちがあって、オーナーがNYで日本食屋で働いている友

人を手伝ってもらおうとして呼んでいたんだけれど、その人が味見をしてびっくり、この

味でこの値段で出すのは韓国人の恥だ!と言ってメニューから日本食を外させたらし

い。

と言うことで、6月18日に開店して以来、レインボーソウルで日本食にありつけた日本

人はほとんどいない。(その後日本食も何品かは出現し、結構いけます。 筆者

978月。)


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