第17回 エリトリアについてちょこっと(97年11月28日)



せっかくNHKがエリトリアを紹介してくれるので、その前にエリトリアの紹介を少し。

93年5月にエチオピアから独立。 12.5万平方キロ。
首都はアスマラで、国の人口は350万人(多分ね)。

通貨は独立以来ついこないだ(11月8日)までそれまで同様エチオピアの通貨を
使用していましたが、11月8日から独自の通貨を発行し始めました。新通貨は
NACFAで今のところUSD1=NACFA7.2程度
(これは新通貨発行前と同じ)。

最近の新聞によると、輸出の7割がエチオピア向け(靴、塩、飲料、皮革製品、
魚介etc.)だそうです。

エリトリアが独立したために、エチオピアは内陸国となりました。したがってエチオピア
の輸入品のルートは6割程度がエリトリアの港(アッサブとマッサワ)から、残りがジブチ
の港からといったところです。

まだまだ建国途上で、一般庶民までが、今は苦しいのを耐えて国の発展のために尽くすんだ
という気持ちを持っています。 小国ながら発展しているシンガポールが目標という話
もよく聞きます。

以前アスマラに出張したときに、現地の新聞で「エリトリアはキャッシュレス社会」という
記事があってよく読んだら、「エリトリアは独立したばかりで、大臣でさえ給料をもらわず
に頑張っている」といったような記事でした。

アスマラは非常に清潔で治安もいい街です。女性が夜中に一人歩きしていても問題
はないそうです。実際、男一人ではなんの不安もなく夜中の1時過ぎに街を歩いたこと
があります。これは多分、アジスに比べて人も車も少ない、ということも影響しているでしょう。

私の感じでは、エチオピア人同様、それ以上にまじめだと思います。

あと一月もすれば番組が見られます。
取り上げられる6人のうちの1人がアスマラにいる土井さんですからその背景としての
エリトリアの紹介される時間はかなり短いとは思いますが、指折り数えて元旦を待ちましょう。
(ここだけの話、土井さんはこの番組のコメンテーターである立花隆を知らなかったという
すごい奴です。)

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