第15回 モーリシャス旅行記(97年11月20日)


11月9日から18日まで休暇を取って、モーリシャスに行きました。 
ホテルでのんびりしただけなので別段変わったこともありませんが、御報告。

モーリシャスはマダガスカルの東にあります。
アジスからは直行便がないので行きも帰りもナイロビで一泊。ナイロビから
モーリシャスエアーで約4時間。 
公用語が英語というのに、フランス語の方がでかい顔をしている。 
現地にいる日本人ガイドの方の話しでは、仏の後で英国が植民地にしたときに
英語を強制しなかったらしい。 ホテルの宿泊客も8割方が仏語を話していた。

普段エチオピアエアーになれている我々としては、モーリシャスエアーに乗った瞬間から
ウキウキしていた。
なぜか。
機体はきれいだし、サービスも悪くなし。 機内食はおいしい。 アフリカの航空会社
と言うことで期待していなかった分だけ余計に印象が良かった。

やっぱり観光に力を入れているだけの事はある、と思った。

しかし、これは勘違い。
空港のパスポートコントロールのとろいこと。 アジス以上に時間がかかった。

最初のホテルはLE GRAND GAUBEというところ。
北部にあり、プライベートビーチのあるなかなか感じのいいホテル。 次の
HOTEL AMBREでもそうだが、朝夕食付き。 朝はブッフェ。夜はブッフェの時と
そうでないときがある。 どれも非常においしい。 そして、デザートが充実している。
甘いものが大好きな私は毎食5、6個食べていたため、1週間の滞在でベルトが
少しきつくなった。

これまた、どちらのホテルでもそうだが、カヌー、ペダルボートetcは無料。
海は水がすごくきれいで、遠浅。 珊瑚礁に囲まれているため、波が砕けてしまい、
浜辺には来ない。 プールと違うのは水がしょっぱいかどうかぐらい。
このことにも初めのうちは気づかなかったのだけれど、なんか足らんなあ、と思ったら、
波が全くなかった。
気づくと波が欲しくて仕方がない。
やっぱり海には波があって、子どもが寄せ来る波を怖がりながら遊ばなあかんよなあ、
って思ってしまう。

少し、街(GRAND BAIE、PORT LUIS)にも行ったが、大したことはないことがわかり、
ゆっくりと浜辺やプールサイドで読書ができ、非常にリラックスできた。

ILE AUX SERFSと言う島へのツアーがあったので参加した。
しかし、大きな島から小さな島に渡っただけで、ホテルのビーチにいるのと
大差はなかった。

1日は島の観光にあて、ブラックリバー峡谷、シャマレルの7色の大地、絨毯屋さん、
船のミニチュア工場などを見学。 
まあまあ。
絨毯屋も日本よりは安いのかも知れないが、もともとそんなのには縁がない生活だし、
日本に持って帰ってもまず使わない、そんな人間にいくら安いと行っても
15万円も20万円もするものを買う気が起きるわけがない。

最後の二泊はホテルのオーバーブッキングのためにホテルを移ることとなった。
結果的にはワンランク上のホテルになったが、最初は同等クラスのホテルという
事だった。 で、いろいろ聞いてみると、そのホテルはシャワーはあるが、バスタブはない。
日本から一人で来たのなら1日や2日シャワーでもいいが、こっちはアジスで水圧の低い
シャワーの生活。
久しぶりの湯船を楽しみにしているのに、そらないんとちゃう?!と怒る。
でも、それを理由に言うのはちょっとばかり恥ずかしいので、「同等」と言うのに
バスタブはないのはおかしい、そもそも他の客も大勢いるのに他の客ではなくて
なんで俺らが犠牲になるのか? 同等というならここと向こうの料金表を見せろ、
と文句を言ったら、翌日ワンランク上のホテルに決定した。
(内心、ラッキーと思ったのは言うまでもない。)

東岸のHOTEL AMBREは4つ星ホテル。 ビーチもLE GRAND GAUBEより長いし、
海も少しきれい。 レストランは3つあって、選ぶことができる。

どれだけ価格が違うのかはわからないが、もし、もう一度来るなら多少高くても
4つ星の方が一層リラックスできていいな、と言うのが感想。

久しぶりにゆっくりとでき、またおいしいものもいっぱい食べられて良い休暇でした。
(途上国にいると、休暇だけが楽しみですから。)


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