第10回 ラリベラ・アクスム観光(97年10月3日)


みなさんお待ちかね?のエチオピア観光の巻です。

こないだラリベラとアクスムに行ってきました。

ラリベラってさも知ってて当然のように言われても、どこかわかりませんよね。

はい、地図を見ましょう。(アクスムしか書いてなかった。失礼)

ついでにグラハムハンコックの書いた「神の刻印」はこのあたりのことが書いてあるらし

いので、読んでみると行ってみたいなと思うかも知れません。(あまり勧めませんけど。 

日本からは遠すぎる。費用がかかりすぎる。)

デジタルマビカで写真も撮ったんですが、画像の大きさをどうやって変えればいいの

かがわからない。それ用のソフトが要るらしいんですが、ネット経由で取れるおすすめ

のソフトを御存知の方は教えて頂けませんか。 それまでは写真はお預けです。


<行程>

第一日:アジスからタナ湖の近くのGONDAR経由でラリベラへ。(大まかに言ってそれぞれ1時間ずつ。)

     午後ラリベラ観光し、ラリベラ泊。

第二日:ラリベラからアクスムへ。 午後アクスム観光。

第三日:アクスムからメケレ経由でアジスへ戻る。

<トピックス>

・費用:2泊3日、現地でガイド・車付き、ホテル代(朝食込み)、但し、飛行機代は含まず、でUSD285。

             多分電気がほとんど使えないからだと思うが、ラリベラのホテルではチキンしか
             メニューに無かった(メニューもランチ、ディナーでそれぞれ1つしかコースが
             ないのですが)。 鶏なら冷蔵庫が無くても人数分だけ絞めれば何とかなるけど、
             牛を一頭殺したら冷蔵庫がないと大変だ。

     ラリベラ:UNESCOの世界遺産にも選ばれている。 岩をくりぬいて作った教会がある。
          ガイドによると、人口は12,000人でそのうち、500人が宗教関係。 高度は2,600m。

           ラリベラについてまず驚いたのが、空港。 ほったて小屋があるだけ。 
           しかし、その横にはきちんとカフェもある。(さらにみすぼらしい小屋ですが。)

           NTOのガイドは一体どこにおんねん? おったおった。と思ったら、そいつが
           「明日のFLTのアレンジをしておくからチケットを貸せ」と言う。チケットを渡したら、
           明日のFLTの分をちぎられてしまった。 
           「えっ」と言う顔をしていたら、「お前の国ではおかしな事かも知れないが、ここでは
           これが普通なんだ」と言われた。(そんなこと言われても、チケットを取られたら
           不安にならあな。)

           空港からホテルまではガタガタ道を約20分。
           ホテルは予想していたよりは良かったが、水と電気の制限を聞いてたじろぐ。

           14時から岩の教会見学。 神聖な場所なので教会には裸足で入らなければ
           ならない。 で、ガイドの他に下足番が登場。彼はずっと後をついてきて、
           いくつもの教会に入る度に番をしていてくれる。確かに便利。でも現地の
           人たちは脱いだ靴をそのままにしておくか、持って入っていたので、雇う必要は
           無いみたい。(と後で気づいた。)

           ガイドさんにはいつ頃誰がこの教会を建ててそれぞれがどんな意味があるのか
          とか、装飾の意味とかを説明してもらったけど、良く覚えていないので調べたら
         またそのうちに書きます。(昔の偉いおっさんがこの岩をくりぬいて教会を造れ、
         と啓示を受けた、と説明を受けたような気がする。)

         いわれはともかくとして、岩盤を削っていってできた教会はやっぱりすごい。 
         「おいしい」しか言えない、料理番組のあほなキャスター見たいですけど、
         これを文字で説明できるほどの能力は私にはありません。(ただ、岩をくり抜くん
         じゃなくて建物を建てる技術は無かったんやろか?とも思います。)
         ひとつミスったのは、懐中電灯を持って行かなかったこと。教会の中は電気がない
         ので、内部の絵や彫刻がよく見えなかった。


     アクスム:こっちは人口40,000人で2,200m程度。 ここの空港もラリベラといい勝負。

          泊まったYEHA HOTELはROHA HOTELよりもさらにいい感じだった。
          水も24時間出るし、道は大体舗装されているし、ずっと楽。 各部屋に電話もあり、
          しかもプッシュホンだった。もしや、アジスに電話すればINTERNETにつながるかと
          期待したら、交換経由だったので、無理だった。

          ここにはシバの女王ゆかりの建物跡とモーゼの十戒の石がずっと守られている教会、
          オベリスクなどがある。 オベリスクの一つはムッソリーニがイタリアに持って帰っており、
          数ヶ月前に、イタリアがエチオピアに返還することで合意した。

          ここもラリベラ同様に石(岩)の細工がすごい。
          隙間無くきちんと積み重ねた石のレンガ。 一枚岩をくり抜いて作った棺。
          でも、昔の宮殿跡、と言って見せられた石を積み上げて作った壁は、その回りに保護のために
          作ったという現在の壁とどこが違うのか今一つわからなかったりする。(そのころから建築材料も
          技術も変化がないということ?)

          これらの建造物を造るのに用いたという物差し(これも石)もあった。その時は
          感心したけど、よう考えてみたら、石でできた物差し(むちゃくちゃ重うて
          持ち運びは多分できない)でどうやって他の石の寸法を測るんだろう?と思う。
          石の物差しがメートル原器でそれを元に布などでメジャーを作ってたんやろか?


テスト

アジス便りのリストへ