街
傷ついた翼を休めるために
君はこの街に降り立った
誰も知らないこの街に
君の横で
ぜんまい仕掛けの壊れた人々が
終わることない狂詩曲を奏でている
君の後ろで
愛されることを忘れたサキュバス達が
愛を求めて彷徨ってる
君の前で
そっと静かに差し出す俺の手を
君は怯えた目で見つめ続ける
真実さえも嘘と化すこの街で
君は翼を休める
すべてに裏切られたこの街は
君さえも、疑い始める
俺の差し出すこの手は
君の涙を受け止めるだけ
すべてを見捨てたこの街は
真実の愛さえも
道化の嘘と変わる
君の翼を黒く染めていく
この街の闇の色に染めていく
この俺の色に染めていく
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