簡単菌糸ビン作成
![]() ただし、 @1本あたりのコストが高い。(品質にもよりますが900ccで\600〜\1,000が平均店頭価格) A必要なときに同メーカー品が無いと不安=買い溜め=劣化しない管理が必要 B自作も検討するが、水分・添加剤の割合が難しく、熱殺菌などの手間と菌培養時間が けっこうかかる。 など、お金も時間も想像以上にかかってしまいます。最小リスクで手抜きでやるなら・・・ 菌床ブロック詰め替えでしょう。 既に、菌糸がまわりきっている為、カビの発生も新規培養に比較すると神経質にならなくて済みますし ブロックを崩して菌糸の活性化を図れる他、好みの添加剤の混入と水分量の調整が可能となります。 今では、格安の菌床ブロックも出始めました。品質は、好みにもよりますので一概には言えませんが・・・ 私は、マットの荒さと添加剤を考えて国内・外と初令とそれ以上などを考えて使い分けています。 例えば、\1,500のブロックでもビンは中古で詰替えの手間を苦痛と感じなければ、 450ccビンなら\193/本、900ccビンでも\385/本(4本目がちょっと足りませんが)の単価で 出来てしまいます。 *もちろん使用後の菌糸マットは、コーカサス等の外産カブトやコクワガタなどに使用して無駄にはしません。 |
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写真の菌床ブロックは3500ccのものです。 ●準備する物 @詰替えビンAすりこぎ棒Bボールペン C新聞紙Dコーヒーフィルター 【注意】 手と用意した@ABは、石鹸でしっかり洗います。 カビ等の対策です。 |
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1.床を汚すのが困る場合は新聞紙を敷いて下さい。 2.ブロックの表面に菌糸皮膜が厚く出来ている場合は指で取り除きます。 3.ブロックを1cm角以下ぐらいまで少しづつ崩します。 【注意】 一度に全部崩すと雑菌が入りやすいのでビン1本分ぐらいを目安に崩します |
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4.すりこぎ棒で少しづつ詰込みます。 底は隙間が出来易いので2cmほど最初に詰めます。 【注意】 ビン表面近くに隙間が出来るとキノコがすぐに生えてきます。詰め方は、発酵マットの様にカチンカチンには詰めません。初令用はやわらかめ、2令以上用は少し固めに詰めます。きつめに詰めすぎると酸欠で菌が再生してこない事があります。 |
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5.ビンの口元2cmまで詰めたら、中心にボールペンのおしりで底まで1〜2本の穴をあけます。 6.コーヒーフィルタをフタに挟んで出来上がり。 7.季節にもよりますが、10℃前後で2日程なじませてから温室に入れ1週間程度で真っ白い見慣れた菌糸ビンになったら成功です。(今迄失敗した事ありません。カビで使えなかった事もありません) |
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私は、外産用に荒目マットの菌床、国内用には細目を使っています。 更にサイズを狙うために3令になったら固詰めし、粗目:細目=3:7で 混ぜて使用しています。 また、初令時は菌糸と発酵マットで比較すると、発酵マットの方が早く大きくなりますが、菌糸に慣らせる事で3令になってからの大きさが違う様です。 |