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このソフトは拙作の「覚え書/シン覚え書」という電子疑似付箋を実現するソフトをWindows CE(H/PC Pro)に移植したものです。
「ポケット覚え書」は以下の点がセールスポイントです。
一枚の小片で複数のページを扱える
CEは概ね画面が狭いと思いますので、極力仮面上の面積を使用しないで情報を管理する事を目的としています。
関連付けを設定できる
小片のページ毎に任意のプログラムやURL、mail address等を関連付けておく事ができ、簡単に起動させる事ができます。
タイトル表示
作成した小片のタイトル部分だけ表示させる事によって、表示面積をさらに削減する事ができます。
表示部の破棄
使用頻度の低い小片の表示部分(つまりWindow)の破棄を行う事によって、利用するリソースを削減する事ができ、復元も意識する事無く簡単な操作で行う事ができます。
パスワードによる保護
小片毎に任意のパスワードを設定する事ができ、他人に情報を簡単に見られる事を防ぎます。
大きさ再計算
覚え書/シン覚え書の操作と同様に、小片右下のリサイズエリアをダブルクリックする事で現在表示しているページの内容に合ったサイズに最適化されます。
自由な色の設定
メモ表示部分/タイトル表示部分ともに小片毎に色を選択できます。
ストレージとしてネットワークの利用
少々大袈裟な物言いですが、FTPプロトコルによって、任意の小片をFTPサーバにアップしたり、逆にFTPサーバから小片を取得したりする事ができます。
これにより、自分のホームページ用のエリアを小片の一時保管場所としたり、会社のサーバで情報を共有したりといった使い方が考えられます。
ポケット覚え書をインストールすると、デスクトップにショートカットが作成され、このショートカットからポケット覚え書を起動できます。
ポケット覚え書を起動すると、タスクトレイにというアイコンが表示されます。
基本的に全ての操作はタスクトレイのアイコンをタップしたときに表示されるメインメニューから操作します。 |
タスクトレイのアイコンをタップして表示されるメインメニューから、「exit」を選択して終了させます。
このとき、データは自動的に保存されます。
メインメニューから「new」を選択すると、右のような新しい小片を作成する事ができます。 |
変更したいページをダブルタップすると、直接入力画面に変わり表示内容を修正する事ができます。
また、編集したい小片がアクティブであれば、Ctrl+Eで、直接入力画面に移行します。
編集が終了したら、Shift+Enterか、編集領域をダブルタップすることで入力を確定できます。入力をキャンセルする場合、Shift+ESCで編集をキャンセルできます。
画面の左隅に表示されているで、ページを移動する事ができます。
三角の下向き側をクリックすると次項で、上向きの三角が前項になります。
また、小片の表示エリアで「押し下げ、移動、離す」というドラッグ動作を行う事でも移動できます。
小片左側から、右方向へ向かってのドラッグは次項で、逆の動作が前項になります。
さらに、小片がアクティブであれば、Ctrl+↑で次項で、Ctrl+↓が前項になります。
タイマは、シン覚え書と同じように小片のPopup+Blinkで通知する方法と、CEのアラームで行わせる事を選択できます。
ただし、アラームでの通知は、動作時に次の通知時が予約されるだけです。そのため、毎日通知に設定してあっても、CEを起動させないでいると、次回以降の通知は行われません。
キャプションをAltを押しながらタップすると、サブメニューが表示されます。
また、キャプションを押してダブルクリック時間以上経過後に離すというタップだけの動作でも、メニューを表示させる事ができます。
さらに、小片がアクティブであれば、Ctrl+Enterでもメニューは表示されます。
アクティブな小片に対して | |
Ctrl+Enter | 小片メニューの表示 |
Ctrl+E | 編集 |
Ctrl+C | 内容をクリップボードにコピー |
Ctrl+V | クリップボードの内容をページに挿入 |
Ctrl+I | ページの挿入 |
Ctrl+T | タイトル化 |
Ctrl+F | 大きさ再計算 |
Ctrl+G | 関連付けの実行 |
Ctrl+↑ | 前ページへ |
Ctrl+↓ | 次ページへ |
Del | 小片のページ削除 |
Shift+Del | 小片自身の削除 |
編集中の小片に対して | |
Shift+Enter | 編集内容を確定 |
Shift+ESC | 編集内容をキャンセル |
Ctrl+T | 時間の挿入 |
Ctrl+D | 日付の挿入 |
FTPサーバへの保存
保存したい小片のコンテキストメニューから「deposit...」を選択
LogIn用のダイアログで、サーバアドレス/ID/パスワードを入力し、OKをクリック
正常にサーバに接続できたら、ファイル選択用のダイアログが表示されます。
保存した居場所、ファイル名を入力したらOKをクリックします。
FTPサーバへの保存
タスクトレイをクリックして表示されるメインメニューから、「withdraw...」を選択
LogIn用のダイアログで、サーバアドレス/ID/パスワードを入力し、OKをクリック
正常にサーバに接続できたら、ファイル選択用のダイアログが表示されます。
取得したいファイルを選択し、OKを押します。
制限事項など
ファイルをアップする際に、permision設定できますが、これはSITEのchmodを発行する機能で、サーバの種類によっては正常に動作しない場合が有ります。
現在、ポートは21に固定されています。変更はレジストリを直接編集する必要が有ります。
HKCU,\Software\Sayoka Brand\Poket OboeGaki\[deposit/withdraw]\port
depositはupload時の設定で、withdrawはdownload側の設定です。
passive modeでの接続もサポートしますが、現在設定画面が無いので、レジストリを直接編集する必要が有ります。
HKCU,\Software\Sayoka Brand\Poket OboeGaki\[deposit/withdraw]\DataSession
0:通常の接続
1:passive mode
ファイル名に所謂全角文字を利用した場合、SHIFTJISで保存を試みます。これは大抵弾かれます。そのため、できれば、全角文字は利用しないで下さい。
デモ画面
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