remote ejector
DASMON(だすモン)

 DASMONとは
 このツールは、職場などでPD/MO/Zipなんかを一台のマシンに接続してLANで共有し(removable serverとして利用し)ている時に、ローカルマシンからejectするツールです。
 NTの場合removableなメディアでもキャッシュを有効にできるので、書き込みが早くてイイのですが、いかんせん手動で取出しは非常に危険(キャッシュから書き込まれないうちに取出すと悲しい目に合う)を伴います。
 かといって、removable serverにいちいちLOG ONするのは面倒だし、LOG ONしっぱなしのサーバにしておくのもセキュリティの問題とかあってイヤ!

 そこで登場するのが、DASMON(お気付きの方もいらっしゃるでしょうがdaemonの語呂合わせです)です!

 DASMONのうり
 DASMONは、サーバツールとクライアントツールから構成されていますが、サーバツールはWindowsNTのServiceとして動作します。そのため、セットアップが終了すれば、次回以降は起動するだけで使用できるのです!

 そのほか・・・・・・は無い・・・かなぁ・・・・うぅ〜んっとねぇ・・・・・あっ、そうそうtelnetでもサーバを(制限付きながら)コントロールできるので、クライアント側の環境を選びません。

 DASMONの制限
  • DASMONは、WindowsNTのServiceとして動作しますので、removable mediaが接続されているマシンがNTでないと利用できません。
  • サーバツールとクライアントツールは、TCP/IPで通信しますので、NetBEUIとかの環境では使用できません。
 DASMONのダウンロード
 さぁ、DASMONをダウンロードしましょう!
 でも、DASMONが必要な環境はそう多くないだろうなぁ……

 update-98/07/26
 Iconサーバ用パッケージ:Version 0.02
 Iconクライアント用パッケージ:Version 0.02

Version 0.02
  • サーバの返すメッセージをShiftJISからJISコードへ変更!
  •  DASMONのセットアップ(サーバ)
    以下の作業は、AdministratorでLOG ONして作業して下さい。
    それから、LOG ON先はネットワークではなく、マシンへLOG ONしてください。

    1. ダウンロードしたファイルから、サーバツール(以下、dasmon.exe)を取出します。

    2. dasmon.exeをremovableをejectしたいマシンの(\WINNT\System32とか)適当なフォルダにコピーします。

    3. コマンドプロンプトを起動し、dasmon.exeをコピーしたフォルダに移動します。

    4. コマンドプロンプトから、以下のコマンドを実行し、dasmon.exeをインストールします。
      C:>dasmon -install

    5. コマンドプロンプトを終了

    6. コントロールパネルのサービスアイコンをクリックし、「Remote Ejector DASMON」と書かれているところを探し、ダブルクリック。

    7. 表示されるダイアログで、「スタートアップの種類」から「自動」を選択し、OKを押します。
      これで、次回以降は立ち上げるだけでDASMONサービスが動作するようになります。

    8. 今すぐ有効にしたい場合は、サービスのダイアログで「Remote Ejector DASMON」を選択状態にして「開始」をクリックします。

     ちなみに、アンインストールは、サービスを停止した後、dasmon.exeをコピーしたフォルダで、以下のコマンドを実行します。
     C:>dasmon -remove
     その後、dasmon.exeを削除します。

     DASMONのセットアップ(クライアント)
     クライアントのツール(dasmonPI.exe)は、ローカルな環境の適当なフォルダにコピーするだけです。ただし、使用するためには、dasmonPI.iniを環境に合わせて修正しなければなりません。
    [DISK]
    PORT=5432
    ENTRY1=MARINE-PD,MARINE,E
    ENTRY2=MARINE-PD,MARINE,F
    ENTRY3=MARINE-MJ-5.16-1,MARINE,G
    ENTRY4=MARINE-MJ-5.16-2,MARINE,H
    ENTRY5=MARINE-MJ-5.16-3,MARINE,I
    ENTRY6=MARINE-MJ-5.16-4,MARINE,J
    ENTRY7=MARINE-MJ-5.16-5,MARINE,K

    PORT
    これは、サーバのポートを指定します。デフォルトは5432です。
    ここを変更する場合、サーバ側も変更しておく必要が有ります。

    ENTRYn
    これは、サーバ側に実装されているメディアと、そのエリアスを指定します。
    ENTRY1=[エリアス],[サーバ名orIPアドレス],[サーバでのドライブレター]
    それぞれは、省く事はできません。
    また、nは1から始まる連番を指定します。連番が途切れたところで情報取得は終了します。
    [サーバ名orIPアドレス]と[サーバでのドライブレター]はシステムで使用するので、正確に入力する必要が有ります。[サーバでのドライブレター]は大小は問いませんが、半角でなければなりません。
    [エリアス]はユーザに見せる文字でしかありませんので、全角でももんだ有りません。
     telnet で DASMON
     専用のクライアントツールが無くても、telnetが使用できる環境ならば、DASMONが使用できます。
     telnetでdasmonがインストールされているサーバのdasmonのポートへ接続します。すると、HELLO!と表示されコマンドが受け付けられる状態となります。
     コマンドは、「eject [ドライブ]」です。終了は「exit」です。

     DASMONはフリーソフトではないです
     DASMONはフリーウェアでは有りません。が、俗に言うシェアウェアでも有りません。さらに、カンパウェアとも違います。

     言うなれば「募金ウェア」といったところで、『使ってみて「おっ、結構いいカンジじゃん」と思って頂けた場合、あなたの感覚に応じた金額をユニセフとか慈善団体に寄付して下さい』というツールです。寄付すべき先や金額など、その一切は使用する人にお任せします。
     なお、この「募金」については強制する物ではなく、「募金」の有無は使用の権利を左右しません。そのため、「まぁ、便利は便利だけどお金を払うほどではないね」という判断をされた場合でも、使用して頂いて差し支え有りません。

     いささか偽善的に取られそうなシステムですが、「私の創ったツールが利用者の環境を改善し、利用者の募金が世の困っている人を助ける。となれば、みんなで幸せになれるじゃないですかぁ」という、至って子供な発想が発端となっています。ので、そう深く考えないで下さいね。

     DASMONについて
    • 著作権は「T.Chiba」が保有します。
    • このソフトは現状のままで皆様に提供するものであり、使用は自らの責任において行って下さい。
    • このソフトを使用することによって発生するいかなる事象についても、作者は賠償/保障に関する一切の責任を負いません。
    • このソフトの公でない配布(個人同士の配布等)は、DASMONサポートサイトでの提供形態を変更しない場合に限り、自由に行ってかまいません。
    • DASMONサポートサイト以外での公での配布(他のサイト/メディアへの転載等)は、作者である「T.Chiba」の了解を得てからにして下さい。
    • その他の点につては、一般的なフリーソフト運用規範にしたがって個人の良識の下で運用して下さい。
     DASMON以外の選択肢

     DASMONは「SDKでNTServiceをどう書くのか?」というテストのために創ったもので、機能的にはかなり不足している面が否めません。

     世の中には同じことを考える方がいます。それももっと冴えたツールに仕上げている方が……

     というわけで、リモートイジェクトを選択すると言う手もあります!


    作者の Web site へ Copyright (c) 1998 T.Chiba/Sayoka Brand.
    All rights reserved.