久慈男体山(654m)

山火事に怒りの絶叫!?


何を隠そう那須からは茨城がすぐそこだ。那須のトイメンの八溝山は茨城県の最高峰(1022m)だし、宇都宮よりも茨城や福島の海岸線の方が距離的にも近い。まだ寒い早春の季節はうららかな低山が最高!ということで、奥久慈の名山といわれる男体山に行ってきました。一ヶ月ほど前に山火事でニュースにもなった山ということもあり、その被害状況も確認したいという、ちょっとイケナイ「やじうま根性」も正直ありました。実際その惨状を眼のあたりにして、ショックと怒りを覚え、今後の自分の行動の良い教訓となりました。(RIKIはスモーカーなので)

<日時>
2002年4月2日(火)

<コース&たいむ>
大円地 →(健脚コース 90分) →
男体山頂 (一般コース 60分)→ 大円地

温泉:大子温泉でさっぱり(しあわせじゃ〜)



迷路のような茨城の道(ナビが欲しいよ〜)、「なんじゃこの狭い国道は!」というようなところをブイブイ1時間半ドライブして大子温泉、袋田の滝入口、と通り過ぎ、やっとこさ登山口の大円地に到着。ポカポカ暖かいのんびりした山村風景だ。う〜んなんだか懐かしい光景だな〜。「でもちょっとポカポカしすぎ?」そう、今日4月2日は実は初夏なみの、春とは思えぬ猛暑を記録したのであった。


花咲き乱れる大円地 山村と男体山。のどか



コースはモーニング山娘ことJOさんのHPを参考にして、行きは「健脚コース」、帰りに「一般コース」をたどることとする。「健脚」といった場合こういう山では「鎖」「急登」がある場合を指す。RIKIは「うう、オレ登ってるう〜」と感じさせてくれる鎖が大好き。でもそんなうかれた気分を一気に憂鬱にさせてくれる山火事跡が早くも姿を現したのであった。

健脚コースの鎖場 木の根元が黒こげ。下草は
すっかり燃えてしまっている。
あわれ炭になってしまった木。
はたして再生するのだろうか?


う、う、なんてひどいことなんだ!!!だんだん怒りがわいてくるRIKI。日本では山での自然発火は少ない。おそらくハイカーの火の不始末が原因だろう。しかし、起こってしまったことは仕方が無い、多くの人がこの惨状を見て山火事の恐ろしさ、悲惨さを感じ入ってもらいたい。スモーカーであるRIKIも心の中で自分を戒める。。。


山火事の被害は以外にもかなりの広範囲に及んでおり、相当大規模なものであったことが伺える。なんと山頂付近までずっと根元が黒くなった木々が見られる。山頂に到着し、反対側を覗いてみても、そこにもやはり山火事の跡がみられた。


山頂直下にある、あずまや付近もこのとおり。。 山頂の反対側も。。。。 山頂にて怒りと自己高揚の雄叫び


雄叫びをしたら腹が減る。おにぎりと味噌汁で昼食をとる(かなり現実的な男である)
しかし、暑いな〜、せっかく低山を選んだのに〜。汗が吹き出ている。去年の夏から
季節がおかしいよ。半月くらい季節が早まっている感じだ。
しばらく休んでいると、平日にもかかわらず団体さんが登ってきた。それを合図に下山
にかかる。帰路は一般コースでのんびり帰ろう。



山火事の怒りを慰めてくれるのは、山頂や途中の尾根から眺められる春霞がかかった素晴らしい展望だ。猛暑とはいってもまだ木々の葉は芽吹いておらず、展望がよく利く。

山頂より大円地をのぞむ 山頂の祠 下山途中の尾根より。



JOさんのHPによると秋の紅葉は素晴らしいらしい。自然の回復・再生力に期待し、この秋もまた皆の目を楽しませて欲しいと切に願う。
帰りに
大子温泉にある「森林の温泉」でのんびり汗を流して那須への帰宅の途についた。


おわり


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