安達太良山(福島県 1700m)



その2


沼ノ平で感銘を受けた3人は興奮も冷めやらぬまま、峰の辻への道を下っていく。那須岳と同様この山も火山のためか森林限界が低い。アルペンムード満点の稜線と同様、この下山道の周囲の景観もなかなか雄大だ。


雄大な景観の中を下る
(クリックで拡大)
バックは尾根稜線
(ケイタイで電話中)
左手は鉄山が神々しい。
(クリックで拡大)


(アルペンムードから一変、紅葉モードに!!)
峰の辻を過ぎてどんどん「くろがね小屋」へ下る。だんだん鉄山の尾根線上の紅葉が近づいてくる。木々の数もだんだん増えてきてそれらも見事に色づいている。「今度は紅葉モードに突入だよ!」「オー!!」。ノリノリ登山は続く。バチバチ写真を撮りながらようやく「くろがね小屋」に到着。ホヘー、すんごい紅葉だ!!いや〜また他の意味で別世界だな〜。平日だというのにくろがね小屋の宿泊客は満員らしい。そう言えばゴンドラから山頂までの登山道も人の列ができてたっけ。おそるべし紅葉集客パワー。


眼下にくろがね小屋
向こうは紅葉の斜面
(クリックで拡大)
何も言うこと無し バックはくろがね小屋
二人とも大満足!



くろがね小屋を出発してからがクライマックスであった。「こんなきれいなもの見ていいのかしら〜」、オレンジ金色黄色深緑のまさに自然の芸術が目の前に繰り広げられていく。感激で言葉も出ない。勢至平まで何度立ち止まっただろう。陽が西に傾き、斜光のため一層紅葉が映える。稜線上に左から安達太良山頂(乳首)、矢筈森、鉄山が仲良く並んでいる。「あれが安達太良」その上に「ほんとの空」、そして「ほんとの紅葉」。



下の5枚はクリックで拡大します。

言葉も出ない 自然の芸術


しばし見とれる


あれが「ほんとの紅葉」 林道に落ちる影


夕刻駐車場に到着。最後の林道歩きは長くて飽きが来て参ってしまった。3時間ちょっとのコースタイムをのんびり一日かけて存分に安達太良山の良さを味わうことが出来た。同行してくれた女性2名も十分に楽しんでくれてホント良かった。帰りに塩沢温泉により至福のひとときをすごす。充実した珠玉の山行だった。



おわり

    |単独山行へ遊びの記録へ|