谷川岳山頂(トマの耳)
山行記 |
日程・コース |
2008年 | |||
<8月2日(土)> | 前夜10:30頃 車で出発 → 一ノ倉沢のPにて車中ビバーク ロープウェイP 5:30 → 5:40マチガ沢・厳剛新道登山口 6:00 → 7:50 ラクダのコル 8:00 → 9:30 トマの耳 9:50 → 10:00 オキの耳 10:10 → 10:30 ノゾキ 10:50→ 両耳、肩の小屋を通って天神尾根経由ロープウェイ駅へ 水上温泉(泊) |
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<8月3日(日)> | 車で帰還 | ||
同行者 | K隊長とおーちゃん |
日産GTR!! |
◆おーちゃんが日産GTRを買った。XXX万円である。これをクレジットカード1回払いで支払ったからすごい。さすがに芝浦独身王子である。
谷川にはRIKIの愛車プリウスで3人同乗で行く予定だったが、「ガソリン代払いますから」の一言であっさりGTRで行くことに。
GTRでぶっ飛ばして、夜中の1時過ぎに一ノ倉のPで車中ビバーク(得意だね〜 ´▽`)。不死身のK隊長はシュラフにくるまって外で寝る。
おーー、いよいよ明日は久々の谷川岳だあ! しかし、山にGTRで行くか!
◆一ノ倉のPでビバークしたのは、朝一で一ノ倉の壮絶な岩壁を見たいため。でも夜が明けて沢を見上げたらガスで何にも見えへん。写真を撮りに来ていた人達もガックリ。
5時過ぎに車をロープウェイ駅のPに移動、支度を整えて5:30に出発する。
ホントは6:30頃の出発予定だったが、K隊長が「1時間間違えて」&「元気いっぱい」起床されたため予定より早くなった(・ω・)
15分も歩けばマチガ沢の厳剛新道登山口、ここからおもむろに登り始める。
厳剛新道登山口 | マチガ沢はたっぷり雪が残る | マチガ沢中部 斜度がきつい |
厳剛新道 |
◆厳剛新道は「健脚者向け」とある通り、斜度がきつい。でも道はよく整備されている。RIKIは昨年の10月以来の登山、15分でヘロヘロなのである。
おーちゃんはK隊長にムチ打たれながら登ってる。そのおーちゃんにも追いつけない。心肺機能は問題ないが、筋肉の持久力がゼロ。足が上がらない。
いつもの通りヘロヘロのヘーで右手にマチガ沢を見ながらえっちら登る。上部はまだガスがかかっている。
ほうほうの体で西黒尾根登山道との合流点(ラクダのコル)に到着。汗だくだく。
ラクダのコル |
ラクダのコルから森林限界。ここから展望もよくなる。 ガスはまだ残っているが、上部はだんだん晴れてくる。 青空がきれいだ。 |
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西黒尾根を登る。天神尾根より景観がダイナミックでアルペンムード満点 |
西黒尾根は昔ファミリーで下って地獄を見たルート。こんな怖いルートはもうゴメンだ、と思っていた頃が懐かしい。その後、山の経験がかなり積み重なって、あの「奥穂高〜西穂高」ルートも踏破した。我ながら感慨深いのである。 ここまで来ると谷川岳の緑と青空のコントラストが美しい。谷川岳はやっぱり「近くて良き山」だ。 |
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西黒尾根と谷川岳山頂部 |
山頂へ |
◆登山口から肩まで約3時間、ヘロヘロ登った割にはまずまずのペース。
何度来てもいい風景だなあ。
肩方面を望む | 何年か前に新装になった肩の小屋 | トマの耳を望む |
トマの耳からオキの耳を望む。
◆トマの耳からオキの耳へ。こちらの方が標高が高い。さらに今回は一ノ倉を上から覗ける「ノゾキ」という場所にも行ってみた。
オキの耳から20分くらい。冒頭で紹介したように700人以上も犠牲者を出した魔の場所を上から見物である。
ただ、岩壁の迫力はやっぱり下から見上げた方が凄い、と思った。途中に富士浅間神社・奥の院があり、そちらからの方が沢の対岸の岸壁が覗けるので、わざわざ
「ノゾキ」まで行かなくても、と感じた。(クライマーの悪戦苦闘の様子が遠目に見えた)
(左から)
・オキの耳方面から見たトマの耳。かっこいい山頂。
・富士浅間神社・奥の院から一ノ倉岳、茂倉岳方面。
・富士浅間神社・奥の院からからノゾいた一ノ倉沢。ナメ岩が不気味。ここから一ノ倉を登攀するクライマーが見えた。
・「ノゾキ」からノゾく魔の一ノ倉沢。
帰還 |
◆あとは下山して、酒と温泉を楽しむだけである。
肩に戻る途中で身体がガス欠。いわゆる「シャリばて」、再度ヘロヘロに。肩の小屋はいつの間にか管理人さんが常駐していて、売店もある!
さっそくビールを買い込みイッキ飲み。帰りの天神尾根がしんどかったのは言うまでもない。
標高が低くなると猛烈な暑さが襲ってくる。ヒーヒー言って天神平に下り、レストハウスで生ビールイッキ飲み。
ここ数年間で一番ウマイ生ビールであった。
◆下山後は水上温泉の旅館で極楽風呂&しこたまビール&しこたま飯!
メシ食って、腹いっぱいになって19時に意識不明 (^o^) 夜中の0時に目が覚める。ここからもう一度飲み直し全員へろへろ。
いつものように、我が山岳会のなれの果ての姿であった。。 ´▽`
猛暑の関越道をGTRでまたもやぶっ飛ばして帰還。
おわり