頸城(くびき)三山
山行記 |
日程・コース |
2007年 | |||
<10月6日(土)> | 前夜12:00頃 車で出発 → 笹ヶ峰のPにて車中ビバーク 笹ヶ峰 6:15 → 7:05黒沢 7:20 → 9:05 富士見平 9:20 → 10:20 高谷池ヒュッテ 10:50 → 12:25 火打山山頂 13:10 → 14:00 高谷池ヒュッテ 14:30 → 17:00 笹ヶ峰 その後深夜に燕温泉のPに移動 |
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<10月7日(日)> | 燕温泉Pで車中ビバーク 燕温泉 6:30 → 7:20 赤倉温泉源泉 7:30 → 9:10 天狗平 9:50 → 11:40 妙高山山頂 12:45 → 13:50 天狗平 14:00 → 15:40 燕温泉 この夜赤倉温泉(泊) 翌日車で帰還 |
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火打山累積標高 | 1142m |
山行記 |
◆今回は会社の有志の山岳会(と、言っても単なる仲間うちだが)での山行だ。おーちゃん(久々に登場!)、O氏、O友氏、RIKIの4名
である。この山岳会、隊長はK氏。大学山岳部出身で我々の精神的支柱となるべき大人物なのだが、どうもK隊長との山行は「なんとかブート
キャンプ」の様相を呈する。(過去RIKIが同行したブートキャンプは、大峰山はしご地獄、御在所山・雪中行軍、黒部川のどんだけー遡行)
◆なので隊員たちはK隊長が参加しない時を狙って、ひそかに(?)牧歌的で平和な山に行くのである。
今回は10月の最初の3連休を狙って、火打山&妙高山。ああ、なんと普通の山登りなんだろう〜♪
◆火打山・妙高山、このふたつの百名山は普通高谷池か黒沢池で宿泊してセットで登るのが楽でノーマルなのだが、行く日は行楽シーズン・紅葉
シーズンの10月の3連休で、両方のヒュッテとも激コミなのは目に見えている。テントを担ぎあげる根性もないため、それぞれ別々に登ることにする。
O友隊員:「ひとやまひとやまが勝負です!」
◆O迫氏とO友氏、RIKIとおーちゃん、二組が金曜の夜別々に東京を車で出発。RIKI号は12時に埼玉を出発、関越・長野自動車道経由で妙高高原へ。途中休憩したり、買い物したりで、笹ヶ峰のPには4:30頃到着した。「途中で運転交代しますから」と言っていたおーちゃんは、結局最後まで目を覚ますことはなかった。これは想定内。しかし、先に着いているはずのO友号に連絡を取ろうとするも携帯は「圏外」、これは想定外であった。車中で短い仮眠を取って、6:15に笹ヶ峰登山口を出発する。どこかで会えるでしょ。 | ||
笹ヶ峰出発。しばらくこういう平坦 な樹林帯(木道) |
今日も天気は上々。最近は雨に降られる予感が全くしないのである。ただ期待していた紅葉は、9月に暑い日が続いた影響か、あまり色づきはしていない。O迫・O友隊員はどのへん歩いてるんだろうか。。黒沢で一息ついて、富士見平までの急斜面をもくもくと登る。さすがに人気の百名山だけあって、登山者は多い。 | |||||
黒沢 | 黒沢から先は急斜面が続く |
◆それにしても、笹ヶ峰の駐車場といい、登山道といい、相当な登山者である。昨夜は未明に団体客を乗せたバスが到着していた。
途中で20名ほどの団体が全員テント仕様の大きなザックで登っていた。全員幕営か?と聞いたらそうだと言う。たしか高谷池も
黒沢池も2,30張しか幕営できないはず。。。そうでなくても団体さんは小屋に泊まって欲しいんだよなー(ブツブツ)
◆富士見平でちょいと休憩して、高谷池に向かう。ようやく樹林帯も背丈が低くなって展望も良くなる。
富士見平を過ぎると火打山が姿を現した。(左の山は焼山)
◆富士見平からほぼ平らな道を歩くこと1時間、高谷池ヒュッテに到着。ここで休憩。
O迫隊員とO友隊員はここにもいない。「あーあ先に山頂目指して 行っちゃったかな〜」
と思ってたら、しばらくして登ってきた。ここでめでたく合流。
◆ヒュッテは満員らしい。さっきの天幕軍団が到着し天場に次々に幕を張りはじめる。
みるみる色とりどりの天幕で埋まる天場。最悪の光景であった。
左:高谷池ヒュッテ(向こうに火打山) 右:高谷池と天場。せまい場所にひしめき合う。 |
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◆高谷池付近は標高2100mだが、ここでも紅葉はまだ先のようだ。 高谷池から「天狗の庭」までは日本庭園のような 光景で何となく 癒される。 |
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日本庭園のおもむき |
空は抜けるように青い! | 天狗の庭にて |
◆天狗の庭を過ぎると火打への最終アプローチだ。
ポーズを取るO迫隊員 |
◆雷鳥平を過ぎて急斜面を登り切ると山頂に到着した。
2007年10月6日 12:25 火打山(2462m)登頂 (撮影 おーちゃん) |
◆山頂は大勢の登山者でにぎわっていた。秋の穏やかな平和な空気が漂う。
360度遮るものがない大展望!ガイドブックにはあまり書かれていないが、
日本海側の展望が見事。隊員たち:「へ〜、日本海が見えるんだー」
お隣は焼山。噴煙が上がっている。今年登山禁止解除が出たらしい。
その左奥に雨飾山が慎ましく顔を覗かせている。
山頂からの展望
糸魚川方面。日本海が近いんだ | 焼山(噴煙見える)と左奥に雨飾山 |
◆山頂でお湯を沸かしてコーヒーで乾杯。小1時間ほど山頂で平和な時間を満喫した後、下山した。
左:明日登る予定の妙高山 右:水面に映る火打。天狗の庭にて |
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下山後、池の平温泉にある「ランドマーク妙高高原」で食事&温泉。その後O迫隊員とO友隊員は素泊まり宿へ、
RIKIとおーちゃんは燕温泉のPで車中ビバークし、翌日の妙高山に備えた。