2003 Oct.25 曽爾高原・倶留尊山 登山


関西屈指の景勝地で秋を満喫



な〜んか、のどかな風景ではないかい?
天気が良い時は、お弁当でも持ってのんびり歩きたくなるようなここは、曽爾(そに)高原。関西に来て山のガイドブックを買った時から目をつけていた。10月後半から11月にかけてススキの大群落がスゴイと言う。近くには日本300名山のひとつ倶留尊山(くろそやま)もそびえる。翌週の大峰山・弥山川遡行の足慣らしもかねて、コンビニ弁当抱えて行って来ました。

写真の稜線の右サイドは奈良県、左サイドは三重県だ。あたり一帯は室生(むろう)火山郡というらしい。なんでここだけ木が生えてないのか不思議だが、山のせり上がりと牧歌的な風景は実に素晴らしい。


2003年10月25日(土)

(交通)
梅田まで阪急電車。JR大阪駅→鶴橋駅→近鉄線に
乗り換え→名張駅→バスに乗って太良路へ

(コース)
太良路 ⇒ 曽爾高原 ⇒ 亀山峠 ⇒ 倶留尊山(往復)
⇒ 三重県側の中太郎生バス停へ

(標高差)
意外にあって、約850m(累積)



阪急電車の始発(5:15発)で梅田へ、鶴橋駅で近鉄電車に乗り換え三重県の名張(なばり)まで約2時間の長旅。そこから30分バスに揺られ、曽爾村の太良路(たろじ)バス停に着く。
実は前の晩は、翌週の大峰山・弥山川遡行の打ち合わせと(一応)称した飲み会で、梅田で飲んで食って歌いまくった。つまり寮を出発した時点ですでにヘロヘロなのであったが、この長旅のおかげで、バス停に到着する頃には復活できた。


8:40、澄み切った青空の下出発。曽爾高原までは東海自然歩道(舗装路)歩きになる。振り返ると兜岳と鎧岳が異様な姿を見せている。そう言えばバスで通ってきた香落渓は素晴らしい渓谷美で奇岩がスゴかった。ここは関東で言うと西上州のようなところなのかな。

左・兜岳、右・鎧岳
岩がせり上がった異様な山


1時間ほどで曽爾高原の国立少年の家に着く。結構汗をかいた。うわさに違わぬススキの大群落が眼前にたなびく。車がどんどん上がってくる。絶好の行楽日和なので今日はハイカーも多そうだ。


曽爾高原・亀山峠を見上げる。



のびやかな高原の雰囲気は最近買ったばかりの広角のカメラ(28mm〜)が威力を発揮する絶好のチャンス!この高原の雰囲気はぜひ下の写真で感じ取ってください。


クリックで写真が大きくなります。↓↓

高原とススキと秋空。
広角でないとこうは写せない。
高原からの兜岳と鎧岳 やや斜光ぎみに撮った高原風景。



亀山峠までススキの登山道を登る。ほとんどのハイカーはここまでのようだ。皆、記念写真をとったりでにぎやかだ。RIKIは二本ボソ、倶留尊山を目指して稜線を登っていく。急登の箇所もあり、ジーパン姿のカップルが喘いでいるかと思えば、元気に登っていく子供もいる。風は無く、気温も上がり結構つらい。

亀山峠から曽爾高原を見下ろす。ひょうたん型になっている所がお亀池。 この稜線を登っていく
クリックで拡大します。



稜線を登ること30分ほどで二本ボソに到着。絶好のビューポイント。目の前に紅葉が始まったばかりの倶留尊山が大きい。
尚、この二本ボソのほんの手前で入山料として500円(子供200円)取られる。(なんでもここは私有地だそうだ)。事前に知らなかったらタマゲルこと間違いなし。


二本ボソからの倶留山。絶景。



二本ボソからは絶景が見渡せる。いっぱい山が見えるが、まだ関西初心者なのでどれが何の山なのかまるでわからない。倶留尊山へはいったん鞍部に下ってからまた登り返す。思いもかけず、紅葉が楽しめた。


鞍部付近の紅葉 期待してなかっただけにラッキー 倶留尊山山頂。


山頂には11時頃到着。登り返しも結構な斜面なので、山頂では皆汗だくである。気温もずいぶん上がり、上半身裸になっている人もいる。この山はあまり展望は良くないが、木々が葉っぱを落とす冬は期待できるかな。冬山入門には手ごろのような気がする(バスあるのかな〜?)。


いつものようにコンビニ弁当をイッキ食いし(今度は風には飛ばされないぞ!って風吹いてない)、一服。下山は登ってきた方向とは逆の三重県・美杉村の太郎生(たろお)に下る予定。バスの時間を見ると、2時のバスに余裕で間に合うようだ。二本ボソまで、下ってまた登り返して、そして亀山峠まで一気に下る。亀山峠からは曽爾高原を背にして樹林帯を下る。村の名前の通り、こちら側はスギの林がとてもきれいだ。


急斜面を駆け下ると、そこは池ノ平高原と呼ばれるところ、とてものどかな風景だ(良い意味でド田舎)。見上げると室生火山郡が峻険にせり上がっているのがよく分かる。


池ノ平高原から見た室生火山郡 クリックで大きくなります。



ぶっ飛ばしたおかげで、バス停(中太郎生)には13:30に到着、よしよし、バスまで30分以上あるぞ、余裕余裕(^o^)/
ところが時刻表を見て驚いた、2時のバスは反対方向に行くバスで、名張方面は3時過ぎまで無い(あちゃ〜)!分かっていたら曽爾高原の方に下りていたのにぃぃ〜(涙)。2時間近く何にも無いここでどうやって過ごす???
仕方が無いので一軒だけあったお店でタクシーを呼んでもらうことに。聞けば名張まで6000円かかるとのこと。ゲー!っと思っていたらちょうど山から下りてこられたご夫婦が同乗してくれるという。お〜ラッキー!


というわけで、今日はお天気と共にラッキーでウハウハな一日(?)と相成った訳であった。
ヘロヘロ山行記を期待された皆様、今回はハイ残念でした (^o^)/


おわり


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