筑波山

ケーブルカーで登りロープウェイで降りる超お気楽百名山
  

筑波山(深田百名山)
左の高く見えるほうが男体山、奥が女体山
女体山のほうが標高は高い。


日時  :1998年11月15日(日)快晴

メンバー:B型一家

コース :市営P−筑波山神社−(ケーブルカー)−
      御幸ヶ原−男体山−女体山−(ロープウェイ)
      −つつじがおか−(見事な杉林)−筑波山神社



深田百名山で最も標高が低い山が筑波山。1000mに満たないが、関東平野からいきなりせり出している姿はかなり立派。クイズ「百人に聞きました」で「あなたが富士山以外に知っている山の名前を5秒以内に挙げなさい」という問題を関東で行えば、おそらく高尾山といい勝負で2位か3位になるでしょう。九州出身のRIKIでも子供の頃から知っていた、超有名な山にハイキングに出かけました。


関東地方の冬は信じられないくらい晴れの日が多い。冬の陽だまりは気持ちよく、絶好の低山ハイキングの季節だ。この日は七五三で人出が多いのを予想して早めに出発。すばやく市営Pを確保。関東地方でスムーズに行動をするには人と同じことを考えていたら負け。場合によっては前夜から行動を起こそう。
市営Pで仮眠後、余裕で筑波神社に向かう。今日のハイクの無事を祈願する。低山でも油断は絶対禁物なのだ。


写真:筑波神社にて(低山でも、晴れていても必ず防寒着は持って行こう!)



筑波神社からちょっと登ると、ケーブルカーの乗車駅がある。もちろん始発(山での乗り物は前もって時間を調べること)。後ろめたい気持ちなど全くない、今日は間違い無く「山登り」である。子供たちにケーブルカーの仕組みを教えたりしているうち、御幸ヶ原に到着。ここは男体山と女体山の鞍部。土産物屋さんがたくさん並ぶ。左に行けば男体山20分、右に行けば女体山20分である。


男体山への登りは「山登り」らしい登山道。小さなお子さんでも頑張れば山頂にいける、絶好の「教育的」コース。情けないことに無体力RIKIにはこういうところでも疲れるのですよう。写真にはないが、男体山頂に無事到着。すでに観光客がポツポツ集まり始めていた。天気は快晴だが、霞みがかっていて展望は悪い。山麓の集落がかろうじて見える程度であった。


写真:コンパクトカメラながら露出補正と良いフィルム(リアラエース)、PCでのレタッチのおかげできれいな仕上がりになった。どう?本格的なコースでしょう?



男体山で一休みして、同じ道を御幸ヶ原に戻る。すでに観光客でにぎやかだ。B型一家も観光客になり、お店でアイスクリームを食べたり「ガマ」の顔のキャンディを買ったりする。ボチボチ女体山に向かおうか。


でーん「ガマ石」でーす。これって本当に自然にできたんだろうか?あまりにもできすぎ。ガマの口に石を投げて、うまく乗っかると良いことがあるとか、B型一家はたくさん投げて全員口の中に石を置くことに成功。その代わりいっぱい他の人のを落っことしてしまった。(汗)



気持ちの良い樹林帯を進むとまもなく女体山。こちらは男体山とちがって山頂部に岩場もあり、ちょっとイイ雰囲気。登山者もたくさん、増えてきた。


         
「ガマキャンディ」に忙しいふたり。
展望は遠くは霞んでいたが、なかなかなもの。お手軽でこれだけの眺めが得られれば文句無い。
          女体山より見た男体山。実に凛々しい。
山腹の建物が建っている所が御幸ヶ原。



女体山からはのんびり歩いて筑波神社に下ろうと思ったが、どこで間違えたのかするするとロープウェイ駅まで降りてきてしまった。ウームなかなかうまい集客法だ。登り返すのはブーイングが出そうなので、仕方なし?ロープウェイで「つつじがおか」まで降りることにする。
着いた「つつじがおか」はさすがに筑波スカイラインの終着、観光のメッカ、すさまじい車の数である。道路は大渋滞。なんで今ごろ到着する時間に家を出発するのだろうかといつも疑問に思うRIKI。休日は一日有効に使おうよ!


なかなか駐車場に入れない車の長蛇の列を背にB型一家は筑波神社までルンルンハイキング。

ダラダラとした下りと歩幅を決められてしまう石段に途中から疲労感を覚えたが、小一時間ほど写真のような見事な杉林の中を歩く。木漏れ日は美しく、とてもあの筑波山とは思えない素晴らしい小路だった。


写真:まだキャンディをなめている!


早出作戦で帰路も余裕・渋滞なし。4時頃には家に到着、じっくり休めて翌日の仕事に備えた。
一日を二日分使った得した気分。九州出身のRIKIは渋滞きらい、行列きらい、無駄な時間を
使うのが大きらいである。首都圏に住んでいる限り、ある程度の混雑は覚悟せねばならないが
それでもちょと早く行動を起こし、時間差攻撃するだけで近場の観光名所も余裕で楽しめるのだ。


おわり

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