霧ケ峰
新記録!山頂まで数十歩の無酸素ファミリー登頂
1999年7月10日(土)晴れ
メンバー
:B型一家
コース
:車山スキー場(リフトですぐ)車山頂上(すぐ)
車山肩(まもなく)霧ケ峰P(バスですぐ)
車山スキー場
温泉
:白樺湖畔・すずらんの湯
車山
この日は以前から富士山登山を予定していたが、全国から大勢の登山客が殺到しているのか、すでに山小屋は予約で満杯である。ということで富士山は静かになる9月に延期することにして、家族で霧ケ峰ハイキングに出かけることに決定する。すさまじいギャップであるが、実にB型一家らしくて良い。
しかも今日は登山は一切しないと決めている。霧ケ峰は「登る山」ではなく「遊ぶ山」だそうだ。そういうところでわざわざ息を切らして山頂に立って自己満足にひたるのもおバカっぽいので、現代の利器を目いっぱい利用するぞと、無体力トレッカーらしい歪んだ決意(?)で6:00に埼玉・新座を出発。ルートは上信越道・佐久IC経由である。
車山スキー場Pはすでに満杯(お気楽なので時計は見ていない)であるが係りのオジサンに車道に止めるようにと、ありがたい指示を受ける。はしゃぎまわる子供たちと2本のクワッドリフトを乗り継いで、あっという間に車山山頂に到着。山頂は新しい気象観測所の工事中でちょっと興ざめであるが展望はバツグン。なんだ、楽しても感動はするではないか、などとばちあたりなことを考えながら幸せな気分に浸る。
お決まりの蓼科山をはじめ、八ヶ岳、南アルプス、御岳、乗鞍が一望だ。穂高・常念・槍方面は雲がかかっていて見えない。八ヶ岳も稜線に雲があり、赤岳なども望めない。今日は関東は雨の予報だが信州は神様が何かごほうびをくれたような突き抜けるような快晴、周りの観光客も満足そうだ。しばし食事休憩後(楽しても山頂ではなぜか食欲がわく我が家の悲しいパブロフの犬たち)車山肩に向けて下山開始。
リフトでいざ出発!
デジモンぶらさげピース!
らくちんらくちん
てなわけで初登頂!
のーんびり、だらだら、美しい高原を下る。主人公はニッコウキスゲ。幸せだなあ、きれいだなあ、昔こんな情景をどこかで見たような、あれは夢の中だったかな、いや映画のワンシーンだったかな、どこまでも果てしなく続いているような珠玉のシーンの中に子供たちが飛び跳ねる。あまりにもポエムの世界に気が遠くなりそうだ。
ほどなく車山肩につく。どこまでも続く草原の世界。さあどっちに行こうか、いったん沢渡に行って霧ケ峰Pを目指そうとするも、登り返しがありそうなので尾根直行コースを選択。(今日は登らないと決めているのだ!)ニッコウキスゲの黄色と、草原の緑と、シアンとマゼンタがほどよく混ざった素晴らしい空の青色。色の三原色のプロムナードの中を家族が踊る。うっかり紫色の可憐な花を踏みそうになるのを娘が制止する。制止されてほのかな喜びを感じる父親。今日は極上!
霧ケ峰Pは大渋滞。大型バスも何台も入ったり出たりでものすごい喧騒だ。グライダーを眺めながら昼食をとりのんびり昼寝をして路線バスで車山Pに戻る。途中のゆるやかな草原の丘や谷やキスゲの美しさにも車窓から見とれながら、最後までα波を出しつづけた超最高のハイキングであった。
どこまでもこの光景
ポエムの世界だなあ
<情報>
霧ケ峰P→車山スキー場Pの路線バスは大人890円。一日4本だけなので注意してください。午後は13:18発と14:31発、しかも14:30発は第2第4土曜日のみの運行です。
(温泉情報)
白樺湖畔の「すずらんの湯」に行ってきました。このあたりで一番有名です。われわれは2回目ですが2回とも駐車場は空いていてラッキーな思いをしています。だけどはまってしまうと大混雑するようですので、頭を使って時間差攻撃してください。大人700円・小学生400円です。
施設はとても清潔で、浴槽から眺める白樺湖が夏の太陽にキラキラ光りとても印象的でした。露天風呂はいわゆる「赤サビ」の湯で茶色です。サウナ好きの「オヤジガキ」のけんすけと1時間近くものんびり汗を流してしまいました。
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