浅間山(黒斑山)
1999年6月12日(土)晴れ
メンバー:B型一家
コース :
自宅7:00−10:00車坂峠10:30−(表コース)−12:30トーミ頭
12:30−13:00黒斑山頂 14:00−(中コース)−15:30車坂峠
・梅雨空はどこへやら、ピーカン続きの天候に4週連続山行を決行。今日は学校がお休みなので家族孝行(?)の山登り。行き先は信州(上州?)・浅間山。と、言っても登山禁止の本峰に家族連れで登るのは無謀の極みなので、ファミリーハイクにもってこいの黒斑山を目指す。ファミリーにとっては最高峰の2414m。2000mを超えたのは昨年の白馬・八方尾根トレッキング以来である。(と思ったらそのあと草津白根山に行ってましたハハハ)
黒斑山山頂より雄大な浅間山(登山禁止)
- 埼玉・新座の自宅を7:00に出発。順調に関越道を進む。途中の横川SAで休憩、4月に中間道を歩いた妙義山を眺める。ここよりかは、横川駅から見上げる裏妙義のほうが迫力があったなとおもいつつ、ほどなく小諸ICで高速を降り、車坂峠を目指す。峠のPはすでに車で満杯、さすが百名山(の代替)と感心しながらどうにかスペースを見つけP。ここでなにやらゆうこの様子がおかしいと気づく。どうやら車酔いしたようだ。頭も痛いと言う。ここは標高ほぼ2000m、八方尾根にゴンドラで一気に上った時も頭痛がしていたことを思いだし、軽い高山病のはしりかとも考えたが、せっかく来たからという親の身勝手極まりない理由で、だましだまし登らせることにする。頭痛が激しくなればこの山であれば下山もすぐ可能との判断もある。
- 一方でけんすけのほうは元気いっぱい!我が家で一番の体力の持ち主。去年の谷川岳・西黒尾根も小学校一年生ながら余裕で山頂から一気にヒョイヒョイ下山したやつだ。そのうちアルプスにでも連れて行ってもらおう。ということで、娘は家内が面倒を見ながらゆっくり登り、私は息子の後をヘイヘイと追いかける、なんともいびつなファミリー山行が開始される。けんすけは口も滑らか、「お姉ちゃんは根性がないんだよ!」「腹が減ったあ」「お父さん、オレについてこれるかな」「ほいほいほ−いっと」・・・・うるさいやつである。
- 峠のみやげ物屋の主人は「中コース」が楽だと言っていたが、我が一家は展望の良い「表コース」を選択する。庭園のような道を高度を上げていくと、やがて背後に籠の登山や烏帽子岳が姿をあらわす。遠くには四阿山もゆったりとした姿を見せている。可憐なイワカガミが目を楽しませる。ゆうこも何とか頑張ってついて来ているようである。ゆっくりと高度を上げていき、槍ヶ鞘の避難シェルターのあたりから、待ってましたとばかりに浅間本峰が巨大な姿を現す。「ウワー」まわりの登山者から歓声が上がる。この光景は何回も写真では見たことがあるが、やっぱり実物は違うと感嘆する。「すげえだろ!」とけんすけを見やると横にいない。なんと断崖絶壁に張られたロープで遊んでいた。
ゆうこも復活(トーミの頭への登りで)
- ・最後の急登を終えるとトーミの頭に到着。大勢の人が休んでいる。ここはこの山行一番の絶景ポイントである。振り返るとゆうことお母さんも頑張っているのが見える。手を振って合図しあい我々は休憩なしで先に進む。
- 相変わらずうちの隊長は絶好調。常に30m先を先行している。黒斑山山頂近くで「ブーーン」と発電機のような音がするので何かなと思ったら、浅間山監視カメラの電源の音であった。トーミの頭を振りかえると、それは外輪山に飛び出した見事な岩峰であることが分かる。ただ30mほど下部に亀裂が入っているのを発見し、近いうちに崩落するのでは?と心配する。
トーミの頭を振り返る
- ・ほどなく山頂に到着。15分くらい遅れて娘と妻も到着。ゆうこは元気を取り戻したみたいだ。よく頑張りました。コースタイムより1時間近い遅れであるが、これも予定通り。存分に景色を堪能し、食事をとり下山する。帰りは「中コース」を選択し、「表コース」よりもたくさん咲いているイワカガミを愛でながらの帰還となった。
- ・「中コース」は「表コース(車坂山を越えるので「登り返し」がある)」よりは楽だが、沢沿いなので景色がほとんど期待できない。登山口に「中コースを登りに使え・・云々」書いてあるが、「表コース」がお奨め。何か哲学がある人以外は、存分に無視したほうがいい。
黒斑山頂より蛇骨岳・Jバンド方面を望む(絶景!)
- <温泉情報>
- 帰りに北御牧村にある八重原温泉「アートヴィレッジ明神館」に寄って参りました。分かりにくいところにありますが、案内板がたくさん出ているので迷いません。建物はコンクリ打ちっぱなしで、見た目シャビー。
- お湯は塩泉で飲用可。眺めはバツグンです。料金は大人500円、小学生300円。
- ただし、大広間みたいなところがなく、椅子で休憩するしかなかった。また息子が好きなサウナもないし、浴場はシャビーな感じは否めず。正直言ってここまで来るのであれば、5月に上高地からの帰りに寄った立科町の「権現の湯」(大人400円)まで足を伸ばせば良かったかなあ、と思いました。
華麗なイワカガミ コース上にたくさん咲いていた。
おわり
|ファミリー山行へ|遊びの記録へ|