長城の墻台にて


万里の長城 



記録


今年のファミリーハイクは海外遠征!!
B型3号ケンスケと北京から万里の長城をハイクすることにした。


日程・コース ´▽` 



北京空港(^o^)丿

    2006年
<8月24日(木)> 関空で羽田から来る3号と待ち合わせ   関空15:00 (CA928) → 18:00北京空港 → ホテル(ノボテルピース) 現地駐在員と食事(火鍋)
<8月25日(金)> ホテル8:00出発 天安門広場 → 天安門 → 故宮 → 15:00(八達嶺)万里の長城 → 北京・御珍舫というレストランで北京ダック → ホテル
<8月26日(土)> ホテル9:00出発 鐘楼、鼓楼(故同めぐり) → ホテル → 13:00雍和宮 → (もう一回)鐘楼 → 地下鉄で王府井へ(小吃街でサソリ食べる) → 17:00北京友誼商店 → 駐在員家族と食事 → 王府井で足裏マッサージ → ホテルに戻り爆睡
<8月27日(日)> 北京空港9:20 (CA927)→ 13:00関空 リムジンで伊丹空港へ3号を送る

´▽`


ハイキング記 ;´▽`;´▽`


というわけでなぜか親子で北京です。目的はファミリーハイク!万里の長城! 宇宙から見える唯一の人工物!(これはウソらしいが)。B型2号のお姉ちゃんは…受験の年なので、今回はパス(って言うかこいつは、オーストラリアとニューヨーク、学生の分際で2回も海外経験済み)。まあ、大学に合格したらバイトでもしてどこへでも行ってちょうだい。今回はたびたびこのHPにご登場される「近くの旅行会社のおーさん」にお世話になり、実現した企画である。


関空で羽田から来た3号と落ちあい出国。RIKIは某商社勤務ながらも久々の洋行なのでやや行動がぎこちない。飛行機は1時間ほど遅れて離陸。夕方6時に北京空港に到着。さっそくホテルへ。その夜はRIKIの会社の北京駐在員二人とともに、火鍋(シャブシャブ)で食事。ビールで酔っ払い、早々に寝てしまった。


8月25日(北京二日目) 


今日は早朝からツアー。天安門広場→故宮→万里の長城→夕食(北京ダック)の予定です。


ホテルです。ノボテルピースって言います。北京一の繁華街・王府井(ワンフージン)にあります。 早朝からさっそく観光です。天安門広場です。50万人が集合できるそうです。面積40万平方メートルの世界で最も広い広場の一つ。


天安門をくぐって故宮に入ります。明・清時代の皇帝の居城です。紫禁城とも言います。面積約72万uに及ぶ広大な宮殿は、高さ10mの城壁と幅50mの堀に囲まれ、城壁内には大きさそれぞれの部屋が9000室余りあるとも言われてます。雰囲気抜群です。 映画「ラストエンペラー」で幼き溥儀が自転車の練習をするシーンの場所。故宮、気に入った!!


万里の長城に行く途中で飲茶です。故宮を歩き回って腹が減ってたので、バカ食いしました。




万里の長城!!

さあ今回の目的、万里の長城に到着です!場所は北京市街から約60kmはなれた八達嶺'(バーダーリー)の長城、一番メジャーな長城です。天気は「かすみ」、あまり遠方までは見通せませんが、まあまあいい感じ。



八達嶺の長城は、左図の「入口」から、左下が「男坂」、右上が「女坂」です。男坂は勾配が急でとてもしんどいらしいですが眺めは抜群とのこと。一方の女坂は全体的になだらかで歩き易いらしい。B型コンビは迷わず「男坂」を登ります。今日の観光客(中国国内、海外、毎日いっぱい来てるらしい)の8割は女坂に行ってる印象でした。尚、ロープウェイとスライダーとかがあるのですが、場所が違うところにあるので注意。また、我々のツアーは左図の「駐車場」と書いてあるところは利用してません。「入口」のところに駐車場がありそこに車を止めてくれました。
さあ、「南四楼」目指して出発!




他の人のHPなんか見てると、かなり物凄い坂道を必死に登るようなことが書いてあったが、山登りに慣れている二人にとってはノープロブレム。どんどん他の観光客を追い抜いていく。ただ、普段山歩きに慣れていない人はやっぱりつらいかも。この写真の急斜面は圧巻で、少し離れると足元が見えないほど。
よー作るわヽ(´∀`)ノ
こんな壁をうねうねと、山超え谷超え日本の2倍の長さも作った中国人のスケールにいい意味であきれるばかり。。そんなに怖いか北方民族!
ヽ(´∀`)ノ

南四楼に到着。所要約20分。
南四楼にある売店。この先さらに長城は続く。。でもわが隊は引き返す…
一緒に男坂を登ってたはずのツアーの人がこない。引き返したのかなあ。



駐車場に戻って売店の前で休憩していたら、そこの若い姉ちゃんが話しかけてきた。持ってたガイドブックを見せてほしいと言いながら横に座ってずっとおしゃべり。日本語をいくつか教えてあげる。とまどい気味の1号。しばらくすると今度は若い兄ちゃんが横に座ってカタコト会話。時折「これ面白いだろう」とみやげ物を売ろうとする。まいったなあ、早くどっか行ってくんないかなあ。
ようやく腰を上げるタイミングで、また次のややこしそうなやつが・・・、終始ヘラヘラ作り笑いで、長城に登るより精神的に疲れるB型親子であった。(売りつけられなくてよかった)


北京市内に戻り、故宮の近くのレストランで北京ダックを食べ、ホテルに戻ってぐっすり眠る。



8月26日(北京三日目)


たっぷり寝た。
今日は午前中だけ故同(フートン)めぐりのツアー。故同とは北京の路地裏、そしてそこに明・清の時代から残っている昔ながらの住居が残っているところを言います。道端では住んでいる人がのんびり寝ていたり、料理を作ったり、座り込んで話していたり、発展する大都会の中の庶民の生活が見られます。

故同めぐりツアーは人力車で路地を回ります。鐘楼・鼓楼(明清代には時計が置かれ、鐘や太鼓で時刻を知らせた塔)があるあたりです。このツアーが終わったあと、いったんホテルに戻り、どこ行こうかと迷いましたが、北京最大のチベット仏教(ラマ教)寺院の雍和宮に行ったあと、また故同地域の鐘楼・鼓楼に来てしまいました。
移動手段はタクシー。ばんばん乗ります。なんてたって初乗り10元(150円)!かなり乗っても20元(300円)もいきません。1メーターが上がっても15円なので余裕です。このタクシーの安さには感激しました。


鐘楼です。北京城の中心軸の最も北に位置する高さ47.95mの建築物で、中に巨大な鐘が納められています。1420年(明の永楽18年)に建立され、1747年(清の乾隆12年)に再建されたそうです。
鼓楼です。1272年(元の至元9年)に建てられた楼を基礎に、1420年(明の永楽18年)と1800年(清の嘉慶5年)の2回にわたって修復されたそうです。中には大太鼓があります。
付近には胡同が多く、胡同の途中で立ち寄る観光客も多い。


鐘楼と鼓鐘どちらに登ろうか?と思いましたが、雰囲気がありそうな鐘楼に登ってみました。中は急な階段のトンネルが上まで続いてます。なんだけインディージョーンズのような探検気分でワクワクします。 鐘楼に登りました!地味だけど静かでいい雰囲気です。向こうに見えるのが鼓楼です。


鐘楼から故同を見下ろします。複雑な路地が入り組んでいる様子が想像できます。今ではこのような故同がどんどん取り壊されているとのこと。ぜひずっと残してほしいものです。



鐘楼を降りて、地下鉄(環状線)に乗ろうと鼓楼大街駅まで歩きます。15分くらい。せっかくだから色々体験しないと。北京の地下鉄の切符は券売機ではなく、人が売ってます!カタコトの中国語で「チーン、ワンフージン、リャンガ(清、王府井、二个)」と言います。「王府井まで2枚ください」のつもり(汗)。窓口のおばちゃんがニコニコして切符をくれます。1枚3元(45円)。改札もおばちゃんがいます。普通は切符を渡しますが、記念にくれと言うとくれます(笑)。北京一の大繁華街「王府井」へは建国門で乗り換えます。



王府井はすごいです。銀座より大きい。その王府井のほぼ中央の路地にあるのが「王府井小吃街」です。中には串焼、お土産店がたくさんあり、生活の香りがプンプン溢れています。写真はサソリとタツノオトシゴです。他にセミの幼虫らしきものも。。ちなみにサソリは動いてました´▽` で、サソリを食べてみました。´▽`

カラアゲしたものに薬味をつけてくれます。しっぽが可愛いですね♪
4尾で40元。妙な味。



デパートをのぞいたり、大繁華街の王府井をブラブラしてホテルまで歩きます。駐在員S君に電話して、お土産は「北京友誼商店」が品数が揃ってるということで、またタクシーで行きます。そのあとそのS君家族と夕食を共にしたあと王府井に戻ります。目的は足裏マッサージ、このS君のいきつけです。料金は激安です。(150元だったかな)


足裏マッサージです。まさに極楽です。さんざん歩き回った最後の夜にふさわしい快楽タイムです!お姉さんが一生懸命やってくれます。けなげ〜♪ 見てください息子のこの顔を!
完全にいってます。
14歳でこんなことしてもよいのでしょうか!



快楽を味わったB型親子はその夜深い眠りにつき、翌日早朝関空に向けて北京を離れたのである。わがファミリー初の海外ハイキング遠征はかくして無事終了した。

しかし最後までごらん頂いた御仁は皆きっとこう思われるに違いない。


「いったいどこがファミリーハイキングじゃー! 単なる観光やんけー!!」



決して否定しません。´▽`


おわり


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